※こちらの記事では、中小企業の経営知識としての、「景気動向指数」の用語をまとめています。
景気動向指数 先行指数(11系列)、一致指数(9系列)、遅効指数(9系列)の3つに分かれる
新築住宅着工床面積や新規求人数などは、先行指数
有効求人倍率は、一致指数
完全失業率は、遅行指数
景気動向指数は、大きくCIとDIに分けられる
CI(コンポジット・インデックス) 一般的に一致CIが上昇している時は景気の拡張局面であり、逆に低下している時は後退局面
DI(ディフュージョン・インデックス) 3ヶ月前と比較して50%超となった場合には、景気が拡張しているとみなされる。
CIは量的な動きを計測し、DIは方向性を測定するという違いがある
GDPデフレーター 名目GDPを実質GDPで割ることにより計算される物価指数。パーシェ指数の一種
名目GDP 算出時点での市場価格をもとに評価された国内総生産
GDPデフレーターで割ることで、を算出する
パーシェ式 GDPデフレーターに使用される。比較年にウエイトをおいた指数計算方式
ラスパイレス式 CPIやCGPIに使用される。基準年にウエイトをおいた指数計算方式
CPI 消費者物価指数
CGPI 企業物価指数
物価指数は基準年を100で表記する。

2015年が基準年
実質GDPは、比較年の数量と基準年の価格を乗じて求められる。(100円×9)+(100円×11)=2,000円
2017年の物価指数(パーシェ型。全て比較年の数量)は、99になる(実質GDPが上記の通り2,000円のため)。(110円×9)+(90円×11)÷(100円×9)+(100円×11)=1980円
2017年の物価指数(ラスパイレス型。全て基準年の数量)は、100になる(実質GDPが上記の通り2,000円のため)。(110円×10)+(90円×10)÷(100円×10)+(100円×10)=2,000分の2,000=1(100)