「出店契約書の作成」ショッピングセンターと商店街について








本日のご相談内容

ショッピングセンターや商店街にお店を出店するときの出店契約書について教えてくださいまたショッピングセンターと商店街とはどのようなものなのでしょうか
ご質問ありがとうございます。ショッピングセンターや商店街を管理している会社や出店を希望する会社の雇用契約書として残すためには出店契約書を作成します出店契約書とは例えば商店街であれば 東京都新宿区何々の〇〇ビル3階区画何平方メートルにおいて出店する会社の名称及び店舗名が出店する事を明示する契約書となります出店契約書と合わせてそもそもショッピングセンターと商店街はどのようなものなのかということを説明していきます

ショッピングセンターについて

ピングセンターも商店街も商業集積と呼ばれますがショッピングセンターは計画的商業集積と呼ばれています計画的商業宗石とはその名の通りその立地における利便性や快適性と提供するために計画的に 商業集積させると言うものです簡単に言えばその地域に必要なサービスを利便性の高い土地場所において快適性を保ちながら多くの店舗を複合させると言うことになります。 ショッピングセンターの定義としては小売の店舗面積が1500平方メートル以上であることキー店舗以外の店舗が10以上あることなどの要件があります。ショッピングセンターを構成しているときはまず客導線を決めること什器の配置を決定しそれに合わせ照明設備を決定内装を仕上げていくと言う形で店舗構成していきますまた規模に応じた駐車場 規模の設定や聞いてなんととも呼ばれる仕様となる各店舗の選定が必要となります。

商店街について

商店街は一般的には計画的商業集積であるショッピングセンターとは異なり自然発生的商業集積と呼ばれています 現在商店街は空き店舗が目立つ場所も多く空洞化の原因空洞化が問題となっています。 昔は人が集まるところに人が集まり人が集まるからお店ができると言う形で自然発生的に商店街が生まれていましたが現在はモータリゼーションの進展により人々が中心地から郊外に移住することも多くなりました この中心地から郊外に不規則に広がるスプロール化が進むことによってこれまで街の中心として栄えてきた商店街の活気が失われていますまた商店街は計画的に集積されたショッピングモールのように広大な駐車場の確保 が難しく郊外に居住地を移した消費者を呼び戻すと言う事は難しい形となっていますまた商店街は自然発生的に形成されているためショッピングモールのように同じような店を出店していない人気のあるお店を出店するなど状況に応じた速やかな対応ができると言う点からも商店街がショッピングモールに勝つと言う事は多くの課題が残されています

出店契約書について

出店契約書はショッピングモールや商店街に店舗を出店する際に締結する契約書となりますこの点商店街の場合には1店舗1店舗賃貸し人大家さんがことない異なる場合もあるので確認が必要です。契約書に記載が必要な事項は下記の通りです

①出店場所

出店場所の住所やビル名回数売り場名など明記します

②使用面積

使用する区画の面積を明記します

③賃料

使用する価格に対する賃料及び支払い方法を明記します。

 支払い方法は当事者の自由に定めることができますが月末締め翌月末払い振り込みまたは持参にて支払うと言うような規定が一般的です

④販売する商品やサービス

当該顧客で販売する商品やサービスを明確にしておくことも大切ですこれを明確にしておかないと出展者が自由に販売物やサービスを変更してしまう可能性が出てくるためです

 もちろん一つ一つの商品やサービスを細かに規定する必要はありませんがコーヒーやアイスクリームを提供するお店であるにもかかわらずいきなりたこ焼き屋さんに変更となってしまった場合トラブルになることが予想されるためある程度の制限の記載は必要となります

⑤管理責任

営業時間内における区画内に置いて所有する物品の管理責任について定めます。 こちらも当事者の自由に定めることができますが営業時間内においては出展者の責任閉店後における間にはショッピングセンターや商店街側にあるとすることが一般的です。 ショッピングセンターの場合には出展者が不在の場合においても当該建物内の警備や管理を遂行する義務があるためですしかし現金や貴重品に関しては閉店後においても出展者の責任とすると言う規定が多くお見受けします。 現金や貴重品も閉店後はショッピングセンター側が責任をおうとしてしまうと 出品者側が現金がなくなった貴重品がなくなったと記帳した場合ショッピングセンター側の立場が不安定となってしまうためです。

⑥制限

ショッピングセンターや商店街側からすれば商品やサービスの販売提供方法そして接客態度や服装などある程度出展者側の出展者側に支持できるという規定を設けることが一般的です。 出品者側としてはあれこれ指示をされたくないと考えることも多いかと思いますがショッピングセンターと言う計画的に集積された商業施設においてはやはりショッピングセンターや商店街としての一律のサービスを担保することが必要となることが多いかと思います

⑦契約期間

決まった期間における契約であるのかそれとも特に出店の期間の制限を設けないのかを定めることが重要ですこの点期間の制限を設けない場合においても契約書上においては1年契約とし契約の 契約の満了日1ヵ月前までに双方からの通知がない場合にはさらに1年間延長するなどと一応契約期間は定めておいて特に何も問題がなければ継続すると言う形をとることが一般的です

本日の復習

・ショッピングセンターは計画的に集積された商業集積

・商店街は、自然発生的にうまれた商業集積

・出店契約書には最低限、記載の内容の明記が必要。また、個々の状況や意向に応じて、当該合意内容を明記しておくことが重要。










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10年でFIREを目指す現役行政書士
普段は行政書士として独立開業しています。こちらのサイトでは、貯金0の脱サラ起業から10年間でFIREする(1億円の資産を作る)ための、勉強や節約方法、マインドなどを掲載しています。現在の総資産約6,000万円(2022年9月現在)